夕日の名所として知られる愛媛県今治市大西町九王の鴨池海岸で16日、「だるま夕日」が見られ、斎灘を神秘的なあかね色に染めた。
 だるま夕日は秋から冬にかけ、大気と海水の温度差が大きい日に出現する。海面上の暖かい空気の上に冷たい空気が重なり光が屈折するため、海面からもう一つの太陽が顔を出し、沈みゆく太陽とくっついたように見える。
 16日は午後5時半ごろ、水平線の上に真っ赤なだるま夕日が現れ、見物客から歓声が上がった。